基本的には、データを頂きます。印刷色はデータ通りの出ナリになります。
- 色あわせ(色出し)の手間は別途費用がかかります。但し全く同じ色にはなりません。近似色です。
- 色合わせの場合は、3M、DIC、パントーン、日塗工などをご指定下さい。なるべく近似色にいたします。
- 顔料系ですので色持ちは3年以上になります。ただし、鮮やかさは多少劣ります。(注意=染料系は色は鮮やかになりますが、色持ちは良くありません。)普通の印刷の場合でも、鮮やかな色系は、ぜんたいに色持ちがよくありません。選挙用のポスターの顔の色が数ヶ月で青っぽくなるのはマゼンタ(赤)とイエローがとんでしまって、シアン(青)と少々の墨が残るためです。(または、耐候性の無い安めのインクの使用とも考えられます)。
- シルク印刷やシール印刷とインクジェット印刷のおおまかな値段の比較。(当社データ)。
- 210×162mm(グラデーション入り4色)
=インクジェットはシルク印刷の4分の1の値段。納期は4分の1。 - 160×260mm(6色)……………………
=インクジェットはシルク印刷の2分の1〜3分の1の値段。納期は4分の1〜5分の1。
少ロットのシール・ステッカーについて
シール・ステッカーに関しては「1000枚もいらない、100枚で充分だから1000枚分は払いたくない」と言うご意見がたくさんあるのです。それで、インクジェットの出番になるわけです。インクジェットでしたら、フィルムも刷版もヌキ型もいりません。イラストレータ上でデータを細工すればすべて間に合ってしまいます。インクジェットでしたら、100枚だけ刷ります。そして100枚分だけの料金で済みます。
シール・ステッカーのヌキ型……基本的にはヌキ型は必要としません。当社で版下等に合わせてヌキ型用のアウトラインを作成します。(お客さまで作成されますとイメージ通りにヌケます)。色の乗っているところでスリットライン(ヌキ型)を作成する場合は、頂いたデータにヌリタシを施します。(これもお客さまで作成されればイメージ通りにヌクことができます)ヌキ型はどんな形状でもかまいません。下記をご参照下さい。赤い線がヌキ型。
インクジェットには欠点があります
インクジェットのカラーは、C,M,Y,K,の組み合わせだけですから、通常の印刷のように特色は出せません。インクの缶や、絵の具のチューブのように、特別な色がころがっているわけではありません。あくまでも、CMYK の組み合わせのみなのです。例えば、赤色がくすんでいるから、この種の金赤を加えるとか、あざやかにするために、この蛍光色を少し混ぜてみるとかの作業が全くできないのです。ほんとうに情けないものです。透明の下地に白を使うにもまだまだインクジェットは不十分ですので、これも限界があります。また、白インクを使った場合、インクのムダが激しく、下地白のインクジェットは高い物についてしまいます。しかしながら、ちょっとだけ色に我慢していただければ、インクジェットは、今や、充分立派な印刷物であることは間違いないでしょう。下の絵が当社のイラストレータで作成したインクジェットのレイアウト・デザインの見本です。(作成実寸法600×200mm)。
塩ビメディアの問題点(ユポ(合成紙)+ペットラミはこの記事に該当いたしません)。
塩ビインクジェットのメディアは縮みます。特に色の乗った所(例…C100%・M100%等)をスリット(刃を入れる)しますと、その切り口から縮みます。インクジェットしたものには、たいていはラミネートしますが、このラミネートの材質そのものが縮みます。ラミネートでひどいものは、スリットしたところが1ヶ月で、1mmも縮むものがありますが、このラミネート材は、劣悪な材質で完全に欠陥製品です。いいかげんなメディアやラミネートを使いますと、だいたいは事件がおきるものです。インクジェットの世界では、こういうことがよくあるのです。まだまだ発展途上の分野であることは、否めません。インクジェットほどひどくはないですが、シルク印刷のステッカーも、シール印刷のシールも、全て縮むものなのです。特にインクジェットのメディアとラミネート材は、価格に関係なく縮み易い材質と縮みにくい材質があります。品質のよい、縮みにくいメディアとラミネート材を選ぶには、メーカーから見本を取り寄せて、試し刷り+ラミネート加工をして、半年から1年は曝露試験するしかないのです。メーカーや代理店は、「この品物は大丈夫」と言いますが、その言葉は信用できません。(当社でも初期の頃はメーカーと代理店の言葉を信用して、えらい目にあったことがありましたから)。試してみて、この目で確認しない限り、大丈夫ではないのです。当「さわいフォティック」では、3年間の曝露試験をして良好なものを使用しております。
合成紙(通称=ユポ「本来は会社名」)+ペットラミネート(又は塩ビラミ)の場合
水に強くできております。通称ユポといっております。最近は良いメディアが続々出てきています。
縮みがなく、ペットラミネート(又は塩ビラミ)とのコンビで広く利用されています。
溶剤系のインク(当社使用)で刷りますから、屋外耐候性は3〜5年以上です。
インクジェット後数時間でラミネートとカットが可能です。短納期が可能になりました。
只今、「合成紙インクジェット+ラミネート+カット」を当社で曝露試験中です。一年経過しておりますが今のところ特に問題はおきておりません。
ラミネートに関して……例外を除いてラミネートは絶対に必要です。
最近はラミネートなしでもOKというメディアがたくさんありますが、やはり施工条件によらずラミネートを選択したほうが良いと思います。当社では極力ラミネートすることをお勧めしております。
施工時のキズが気になるかたは、さらにリタック加工をしておけば完璧です。
塩ビ?合成紙?…耐候性はインクによる…顔料系インク+UVラミネートなら3〜5年の耐候性
塩ビは柔らかく曲面等になじみます。合成紙は塩ビより硬めです。
しかし最近の合成紙には柔らかいものもありますし、マトリックス加工(空気が抜けやすい)などと、結構お手頃品が出回って参りました。いずれにいたしましても、インクは3年以上対候の溶剤系ですので耐候性のよいラミネートをすれば、耐久性は塩ビも合成紙もそんなに変わらないでしょう。
2008.10.23 改訂
