イラストレータ上での「線種」による切り文字用データ作成時の留意点

ロゴや図形を「線種」で細工したものは、切り文字では、一つの線分(0mm)としてだけ認識します。つまり、線種で何mmに作ろうが、切る時は「0mm」の幅しか切りません。例えば、ロゴや図形の線分をイラストレータの画面上で、線種で5mmに太らせたとしましょう。画面上では確かに5mmに見えています。が、「画面→アウトライン」でアウトライン表示にしますと、ただの一本の線でしかありません。切り文字では、0mmの一本の線分しか切りません。線種で5mm幅に作成したものを5mmの幅に切って欲しい場合は、必ず「オブジェクト→パス→パスのアウトライン」で、5mmのアウトラインを作成して下さい。このようにして頂ければ、切り文字では間違いなく5mm幅に切ります。袋文字も同じ理屈です。線種で太らせて「コピー(Ctrl+C)→前面にペースト(Ctrl+F)」で作った袋文字は、イラストレータの画面上では、立派な袋文字に見えます。が、「画面→アウトライン」でアウトライン表示に切り換えますとやはり、ただの一本の線分でしかありません。切り文字ではこの一本の線分だけを切ります。この場合も上記の如く「オブジェクト→パス→パスのオフセットの設定にて二重線(若しくは三重線)を作成して下されば、切り文字では素晴らしい袋文字が出来上がります。……………………………………………

                            切り文字では      一本の線だけ切る               イメージ通り二重に切る

袋文字の例………………………… 

なお、インクジェットのデータとしては、上記の作業は必要ございません。お客さまがイラストレータ上で作成した通りの絵そのままに印刷物が出来上がります。

イラストレータでの図形の組み合わせとロゴ作成上の留意点

イラストレータでロゴを作成する場合、図形等を組み合わせて作ることがよくあります。当然、図形と図形が重なります。イラストレータの画面上は、一つの立派なロゴになっていますが、「画面→アウトライン」で、アウトライン表示にしますと、図形がすべて重なっています。切り文字では、重なったまま切ってしまいますので、ロゴがバラバラになって、元の型をとどめなくなってしまいます。この場合は、必ず「パスファインダー」で、各々の図形を「合流」または「合体」させておいて下さい。そうしますと複数の図形が一つにまとまりますのでバラバラにならずに済みます。(下の図を参照)。